我が家の猫の糖尿病日記です。

血の気が引いた

今朝もしっかりいつもの規定量インスリンを注射し、猫はお湯でふやかしたエサを食べ、人が冷蔵庫を開けると入れろと要求するので、冷蔵庫の入り口に入れて冷やしルチアにしてやり、あとは香箱座りをしている。
ぐったり横寝ではなく、香箱座りを見ると安心だ。
部屋と呼ぶ屋根付きのクッションに入って寝たり、出てきて爪を研いだり、なんだか元気な姿なので私は安心して過ごす。

インスリンを注射して6時間後、最低血糖値であろう時間帯に血糖値を測る。
アルファトラック3を購入してから、これは必ず行っている。
以前は最低血糖のはずが400や300超えだったが、病院の指導のもとインスリンの単位を1→1.2→1.5まで増やしてきたところ、200台や100台になってきた。
高血糖が下がって安定してきてくれたのである。
良い状態に私の心は弾む。

夫が「血糖値を測る時間だよ」と声をかけてくれ、私が超上達した血糖値計測を行った。
医療用の短い針でルチアの耳の先にちょっと触れる。
それだけで小さな血玉ができ、テストストリップを差し込んだアルファトラック3で血玉を吸い込む。ほんのほんのちょっぴりの量だ。

何もかもいつも通りだった。

65

表示された数字に血の気が引いた。

ブドウ糖ブドウ糖!

低血糖だ!
高血糖より恐いとされている、低血糖。
ひどくなれば意識もなくなり、死に直結する。
猫はケロリとして元気そうなのに。
夫を大急ぎで呼び、あらかじめ病院で買っておいたブドウ糖とブドウ糖専用シリンジを取り出す。
ブドウ糖を0.3とういメモリまで吸い、抱っこしているネコの口の横から注入した。
間隔を空けながらまた0.3、そして0.4。全部で1.0単位ブドウ糖を飲ませた。

私の動悸が早い。何もかもいつもどおりなのに、この低血糖はどういうことだろう。

10分後再計測すると、血糖値は75に上昇していた。

それから20分後には100となり、一安心。
ひとまず様子を見ることにした。

猫はけろっとしている。

しかし、この血糖値は健康な猫なら十分良い数値なのです
糖尿病の猫は100~300くらいの間が良しとされているので、めちゃビビりました…。